私にとっての健康とは?

「小松田先生にとって、健康って何ですか?」

先日そう聞かれました。

私は「思い煩わず普通に生活できることです」と答えました。

健康の定義と言えば、WHOの出したものが有名ですが、人によって色々あると思います。身体的なこと、精神的なことなど、生きていれば悩みは沢山ありますが、そこに囚われ過ぎずに淡々と当たり前の日常を送ることができれば、それがその人にとっての健康な生き方になると個人的に思っています。

例えば腰痛や肩こりがずっと続いている、怪我をして手足をうまく動かせない、なんていう場合は、1日中ずっとそれが気になっていたりなんてこともありますし、ひどいぎっくり腰だとか炎症期の五十肩などでは痛みで夜も眠れないこともあります。
ちょっと外食に行くにも、歩けるか、車を運転できるか、座敷があるのか、椅子しかないのか、他のお客さんの邪魔にならないか、など気にしないといけないことが出てきます。
特別な枕やマットレスを使わないと痛みが出て寝れない状態だとしたら旅行に行くにもそもそもそういった寝具を常に持っていかなくてはならなくなります。

つまり本来なら必要のない労力や時間を使う必要が出てきます。さらにそういったものに煩わされていると自分自身の活動のパフォーマンスが下がるのは目に見えています。

単純に、それはもったいないことだと思います。

鍼でも整体でも何らかの治療をすることで、そうした思い煩う期間が、怪我であれば放っておいたら1ヶ月かかるものが2週間で済む場合もありますし、永久に続くかのような慢性的な症状でも数回の治療で改善する場合もあります。
さらに良くなった状態を維持したければ、メンテナンス的な治療をしたり、不調を起こしづらいからだづくりをする方法もあります。

マイナスの状態に耐えて思い煩い続けるよりも、さっさと普通に過ごせる身体になってしまった方が、自分のやりたいことに使える時間も増えますし、自分の周りにいる人達にも良い影響を与えるのは言うまでもありません。

当院は治療であれば、怪我なら健康保険も使えますし、身体のトラブル解決や、身体のメンテナンスとして鍼や整体もできます。そもそも不調を陥らないためのからだづくり、養生、様々な活動のパフォーマンスアップについても色々と引き出しがあります。

私にとって健康とは「思い煩わず普通に生活できること」です。

淡々と普通に生活できる方が世の中に1人でも多く増えることを願って、いや、増やすために日々力を尽くしています。