怪我の対処は早めがいい

普通に生活できることのありがたさを強く感じるのは、怪我をしたときではないかと思います。

例えば手の指をひどく捻挫したりすると、たった指一本でも、服を着たり、日常生活で物を持ったりするのに不自由さを感じます。骨折したりとなると固定する必要もあるので、手全体が使えないこともあります。こうなるとご飯を食べるのも一苦労です。

足首を捻挫、骨折などは割とよくありますが、歩く、立つ、座るなどの日常動作はしにくくなりますし、松葉杖が必要になったりすればそもそも片足を地面につけないので、ありとあらゆる動作や活動に制限がかかります。
車の乗り降りだったり、人の多いところへの外出も気を遣ってしまいます。

怪我に関していえば、どれだけ気をつけていても、どれだけ身体を整えるということをしていても、何かしらの不可抗力で起こってしまうことがあるので、怪我の可能性をゼロにすることはできません。

怪我をした時に大事なのは、後遺症を残さないことです。

後遺症というと大袈裟かもしれませんが、後遺症にも色々あって、骨折の後遺症などで痛みが取れないとか、動きが制限されたまま治らないなど、怪我の症状の延長上のものは分かりやすいので皆なんとかしようとしますが、捻挫が治った後、何だか痛みのような、モヤッとした感じが残るとか、何だか以前よりも動きにくい気がするとか、微妙な違和感レベルのものはまあいいかと無視しがちです。これも立派な後遺症で、こういった身体の違和感というのはその後、別な怪我だとか、不調の原因になったりします。スポーツをしている人であれば、原因不明のパフォーマンス低下にもつながります。

怪我が治った後のそうした微妙な違和感は何が原因かと言えば、怪我をした時の衝撃で起こった身体の緊張であるとか、関節の微妙なズレなどが、怪我をした部分だけでなく、全身色んなところに残っているからです。もちろん大きな怪我であればその影響も大きくなります。

整骨院はそうした身体の状態を観察して元ある状態に治していくことを得意としています。

負傷してからなるべく早めに受診すれば治りも早いですし、保険(療養費)を使って治療できます。
ですが、時間が経ってしまうと、違和感のある状態が身体に定着してしまうために治るのにも時間がかかりますし、保険も使えず自費治療になってしまいます。
鉄は熱いうちに打て、とか、物事は先手先手で、と言いますが、怪我の治療に関しても同じです。

後遺症が身体に定着してしまうと、黙っていてそれが無くなることはありません。痛めて数分で痛みも違和感もなくなる程度のものであれば気にしなくてもいいですが、何時間か、あるいは何日か症状が続くものは間違いなく整骨院で治療しておいた方がいいケースです。

当院も鍼灸院と名乗っていますが、整骨院の機能も持っており、保険も扱っています。
怪我の後遺症で毎日思い煩うことのないように是非ご活用ください。